徒然なるまま、何も成さぬまま

雑多に日々の想いを書いていくつもり

戯言シリーズを振り返り中です

2023年2月8日に新作が発売されるということで、シリーズを読み直してます。

下のコンプリートBOXは実家に置いてあるので、せっかくなので持っていなかった文庫版を購入して読んでます。

漫画と小説は電子書籍に移行して久しいですが、なんとなく紙の文庫。

2023年になってからとりあえずクビツリハイスクールまで読みました。

写真を並べてみると表紙のイラストのタッチがけっこう変わってますね。

巫女子ちゃんはノベルス版の方が好み。

一番好きなのは今も昔もノベルス版のサイコロジカル上の玖渚。

きょとん顔が最高ですね。

 

しかし、読み直して感じるのはこんなにも救われないお話でしたっけ?ってこと

クビシメ~は読んでいてホントしんどかった。

学生の頃は嬉々として読んでいたような気がするんですが、鬱々としちゃいました。

10年ほど社会人を経験したからか、智恵ちゃんと「ぼく」の会話から受ける印象が全然違いました。

前はヒロインは巫女子ちゃんで智恵ちゃんとの会話はあまり重要に感じなかったんですが、今回は智恵ちゃんがメインヒロインなんじゃないの?って思うぐらい印象に残ってました。

というか、物語上の「ぼく」的には始めから智恵ちゃんがメインヒロインなんですかね?

大人になって読み直すとやっぱり違いますね。

それでも、当時も今も共感したのは

「この辺にね、いるんだよ」と、自分の右肩の後ろ辺りを指さす智恵ちゃん。「もう一人の自分。こうやってさ、むいみちゃんとか秋春くんとか巫女子ちゃんとか、いっくんとかと、楽しく騒いでもさ、ここんところにいる自分がそれを、≪あーあ≫って感じで見てるの。楽しんでいるわたしを上から見下ろしてね、≪そんなことしても何にもならないのになあ≫って、何を感じるでもなく軽蔑するように、見てるんだ」

クビシメロマンチストより引用)

って部分。

会社の飲み会や高校のクラスでこんな感じになってます。

気の置けない友人相手だとあんまり感じないので、智恵ちゃんや「ぼく」とは違うと思いますが、理解できちゃうんだよなぁ。

理解できちゃうからこそ、二人の会話がホントにつらかった。

戯言シリーズは大学生時代に読んでいたんですが、中高生でも社会人でもなく、学生時代だったからこそはまったんだろうな。

熱中した当時を思い出しながら、サイコロジカルへと読み進みたいと思います。